南箕輪村議会 議員定数は現状維持

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議員定数増の是非について検討してきた村議会議員定数検討特別委員会

南箕輪村議会の議員定数増の是非について検討してきた議員定数検討特別委員会は21日、定数増を支持する議員数が過半数に満たないとして「現時点では増やすことは適さない」と結論付ける報告書をまとめた。住民意見を募るなど1年近くかけて議論を重ねてきたが、村全体の議論にまで発展せず、住民に浸透し切らなかった。村議会9月定例会で報告する。

「常任委員会の構成上、12人は最低限必要。多様な民意を行政に反映させ、政策提言していくには議員増が必要だ」「現状維持のままで議会活動に支障はない。今でも『なり手不足』で増やす必要はない」―。昨年9月の特別委立ち上げ以降、相反する意見を交わしてきた議論に決着がついた。

現在の定数は10人。定数増を訴えたのは4人で、現状維持を求める6人を下回った。ただ定数増の必要性を感じている村議となると、大勢は逆転する。「議会活動に支障を感じるが、住民の理解が十分に得られておらず時期尚早だ」などと、現状維持を打ち出した村議は少なくない。

特別委が反省材料として挙げるのが、議会に対する住民の関心を高め切れなかったことだ。住民代表者らとの懇談会を開くほか、各村議が地元住民の意見の聴き取りを重ねるなどしてきたが、「浸透し切らず、村内全体の議論につながらなかった」。そのため、特別委の報告書では「議会活動が住民には見えにくい現状で、定数を増やすことは住民に理解されない」と結論付けた。

それでも、特別委の百瀬輝和委員長は「多少なりとも関心を持ってもらえる機会になった。議員が自らの資質を高めていく上でも、大きな一歩になる」と振り返った。

村議会は、「平成の大合併」で村が自立の道を選択した2004年、村財政の悪化が懸念されたため、1955年からの定数(16人)を6人減とする大幅な定数減に踏み切り、2007年の村議選から適用した。その後の村の人口や財政規模の増加傾向を踏まえ、16年7月に任意の委員会を設けて、議員定数などについて研究。昨年9月に特別委へと“格上げ”し検討を進めていた。

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