中川産メンマ開発 地元のタケを有効活用

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中川村の料理人や主婦が調理したメンマを試食する参加者=7月

中川村などの住民有志が地域に生えるタケの有効活用を目指す「竹の会夢里人」は、成長したタケノコの先端部分を原料にしたメンマの開発に取り組んでいる。先月には村内の住民が手作りしたメンマの試食会を開催。商品化に向けて味付けの参考にした。

今春、村が開設した同村のお試しシェアオフィスで開いた試食会には、プロの料理人や主婦らが調理したメンマ約20種類が並んだ。ラーメンに合いそうなスタンダードな1品からカレー味、芋けんぴのように砂糖をまぶした菓子風の味付けまで工夫を凝らした力作が集まり、参加した関係者の舌を楽しませた。

同会は、すでにメンマを商品化する飯田市の天竜川鵞流峡復活プロジェクト活動組織(曽根原宗夫代表)の助言を受け、昨年からメンマの開発に着手。試食会のメンマは今春、村内で採取した孟宗竹を使った。

メンマ用のタケノコは2~4メートルに育った竹の先端約1メートルを使用。長期保存用に一度30%の食塩水で漬け、塩抜きした後に調理する。試食会の試作品は、いずれも歯応えと食感のバランスがほどよく、参加者は「どれが一番と言い難いおいしさ」と評価に迷った。調理した側は「塩抜き加減に神経を使う」「一度干した原料で作ると歯応えが増す」とし、助言した曽根原さんは「味付けのバリエーションが豊富」と驚いた。

同会事務局の澤田雄介さん(47)は「一般に流通するメンマの9割は中国産。今後、味付けを研究して商品化し、中川産を全面に打ち出した販売を目指したい」と話した。米山正克会長(60)も「多くの意見を聞いた上で商品化し、村内の飲食店で使ってもらったり、村の土産になるよう頑張りたい」と述べた。

竹の会は2010年、荒れ放題の竹やぶに手を入れ、地域振興につなげようと発足。竹やぶ整備や竹チップを使った肥料の開発、同肥料での農作物栽培に取り組んでいる。

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