“信玄の狼煙”伊那谷、諏訪をつなぐ

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山梨県や甲斐市の関係者も参加してのろしを上げた諏訪市の武居城跡下の片山展望台会場

戦国武将の武田信玄が情報伝達に用いたとされるのろしを再現する「第11回狼煙リレー」(長野日報社など後援)が25日、諏訪地方で行われた。下諏訪町の桜ケ城跡をスタートした煙が岡谷、諏訪両市の7カ所を経て、終点の茅野市小泉山へ。同日は伊那谷29カ所のリレーもあり、初めて下伊那から諏訪までのろしがつながった。

飯伊、諏訪地方の有志でつくる武田信玄狼煙会(秋山大一幹事長)が主催した。諏訪のルートは、桜ケ城跡―岡谷市の小坂城跡火燈山―諏訪市の大見山―有賀城跡―高嶋城跡地―大熊城址―桑原城址―武居城跡―小泉山。各城跡の保存会ら延べ約100人以上が参加して、諏訪湖と平地を挟んだ東西の城跡から、煙を目視で確認し合い、それぞれの手法で煙を上げて、22分で伝達が完了した。

諏訪市神宮寺の武居城跡は、諏訪湖周辺から八ケ岳方面が見渡せる城跡下の片山展望台に約20人が参集した。桑原城跡の煙を確認し、地元の武居城跡森林公園保存会がヒノキやスギの青葉を燃やした。のろし台の高さ約2・5メートルの煙突から、白煙がもくもくと立ち上がり、最終地点に合図を送った。

同会場には山梨県と甲斐市の関係者も参加した。山梨では4月の信玄公祭りでのろしリレーを行っており、保坂武・甲斐市長は「3年後の甲府市の開府500周年には、南信州からの思いがつながるようになれば」と期待を寄せた。また、初めて諏訪会場を訪れた武田信玄狼煙会相談役の原薫さん=下伊那郡下條村=は「10年続けて人や地域をつないだ。今後10年、何を築いていくか方向性を持ち地域に伝えていきたい」と話していた。

同日は塩尻市でも4カ所リレーをした。また、小泉山ではドローン関係者も協力し、県境の富士見高原で小泉山の煙を確認。規模拡大の手ごたえをつかみ、秋山大一幹事長は「地域のつながりを強化していきたい」と意欲を語った。

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