諏訪湖浄連の環境学習 モデルプログラムに

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諏訪湖畔のごみを拾う下諏訪南小の児童たち=8月11日

下諏訪町諏訪湖浄化推進連絡協議会(湖浄連)が下諏訪南小学校で行っている環境学習が全国の河川や海洋の保全に取り組む団体「全国川ごみネットワーク」の今年度のモデルプログラムとして展開されている。同団体は湖浄連の取り組みをベースにしたプログラムを全国に発信し、ごみ拾いを通じて環境問題を考える学習が教育現場に広がるよう期待している。

湖浄連による環境学習として、今年度は8月11日に諏訪湖畔のごみを拾い、ペットボトル、空き缶、発泡スチロール破片、プラスチック破片など12種類に分類して調べる「みずべのごみ調査隊」を実施した。7月10日には事前学習を行った。

「みずべのごみ調査隊」の活動は同町の赤砂崎公園で行われた諏訪湖クリーン祭に合わせて実施し、同校の1~6年生や教員ら41人が参加。6班に分かれてごみを拾い、分類した結果を基に感想や考えられる影響などを話し合った。

約30分のごみ拾いで集まったのはペットボトル278個、レジ袋31枚、発泡スチロール破片289個など。参加した児童たちは話し合いを経て「一人がごみを捨てるとみんなが捨てるようになる」「ごみが多い諏訪湖に観光客は来ない」「鳥や魚がごみの破片を餌と間違えて食べてしまうと、命を奪うことになる」などとまとめていた。

5、6年を対象にした事前学習では諏訪湖の水質悪化と改善の歴史を伝えた。ごみを誤食して死ぬ鳥などの映像を上映し、6年生は体に絡んだ漁網から手を使わずに抜け出す体験をした。ごみがもたらす自然界への影響を肌で感じた。

湖浄連が同校で行う環境学習は今年度が2年目。講師を務めている理事の小口智徳さんは「ごみはなぜ拾わないといけないのか、捨ててはいけないのかを理解してもらわないとごみは減らない。ごみを捨てない大人に成長するようにという気持ちを込め、長期的に取り組む必要がある」と語る。川ごみネットワーク事務局の伊藤浩子さんは「学校で取り組みやすいプログラムとなるよう、湖浄連と連携して取り組む」と話す。10月には事後研修を予定。まとめた内容は11月に同町で開かれる「川ごみサミット」の中で披露する。

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