杉本さんと諸隈さんを表彰 島木赤彦文学賞

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賞状を受け取る杉本さん

下諏訪町と島木赤彦研究会は26日、第20回島木赤彦文学賞の授賞式を諏訪湖博物館・赤彦記念館で開いた。同文学賞を受けた歌集「山櫻」の杉本照世さん(81)=神奈川県相模原市=と、歌集「花葵」の諸隈桃代さん(80)=松本市=を表彰して努力をたたえた。

杉本さんは「迯水短歌会」の編集委員を務め、「山櫻」は5番目の歌集。「自然を慈しみ、深い洞察力で四季の姿や人生の哀歌を着実な写生をもとに詠んだ」と評価を受けた。

諸隅さんは短歌結社朝霧社同人。「花葵」は600首を収め、夫の七回忌の昨年夏に出版した。「亡き夫への挽歌、幼き者への愛を込めた深いまなざしが感じられる」と評価を受けた。

授賞式で青木悟町長は「諏訪が誇る文学者を顕彰して歴史と文化を受け継ぐのが大切。受賞を機にますますご活躍を」と激励。研究会の下平武治会長は「両作品とも甲乙つけがたい文学賞にふさわしい作品だった」と講評した。

杉本さんは「先輩方の指導を受け、短歌を詠み続けていけるよう努力する」とし、諸隈さんは「歌詠みとして、よい短歌を求めて生きる限り詠み続けていく」と受賞の言葉を述べた。

文学賞は諏訪地方で暮らしたアララギ派歌人、島木赤彦を顕彰し、短歌の創作と普及に優れた業績を上げた個人と団体を表彰している。文学新人賞に該当者はいなかった。

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