2018年8月28日付

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県内の自殺者数は2003年をピークに減少が続いているものの、ほぼ1日に1人ペースで亡くなっており、ここ5年間の未成年者の自殺死亡率(人口10万人あたりの自殺者数)は全国ワーストだ。県警のまとめでは昨年12人の未成年が亡くなっている▼はっきり名指しできる原因があるものではないだろう。県は先日開いた「子どもの自殺対策プロジェクトチーム」の会議で子どもの自己肯定感について他県や県内圏域別に比較する資料を提出したが、明確な相関関係は見られない▼おととし、NPO法人自殺対策支援センターライフリンクの清水康之代表が長野市内で講演した際、自殺した人は平均して四つの問題が連鎖して追い込まれていると話した。人間関係、金銭、疾患など原因となりうる問題は誰もが抱えているようなことだが、深刻化しないよう、連鎖していかないよう支援していくことが求められているし、自らの健康づくりについても身体的なことにばかり目が向きがちだが、精神的な健康にも気を配っていきたい▼少子高齢化を背景に「健康経営」の必要性も指摘されている。社員の健康増進で労働生産性を高めようとの考えで、この「健康」にももちろん精神的な健康が含まれている▼相談の窓口は各所に開かれている。子ども向けには24時間・年中無休の学校生活相談センター(0120・0・78310)を紹介しておく。

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