シャッターアートで地域貢献 辰野の高校生

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地域貢献への思いを込めて描いたシャッターアートが完成し、土林社長らと喜ぶ生徒たち

通信制・単位制普通科「つくば開成学園高校」(辰野町)の辰野本校の女子生徒4人が今夏、有志活動で町内企業のシャッターアートを制作した。地元小学生の原画を基に、手のひらに乗っている地球の絵を社屋のシャッターへ描き、環境保全に貢献する企業イメージを表現した。地域のために一歩を踏み出し、多くの人を喜ばせた取り組みの成果をかみしめている。

参加したのは、2年の登内心優さん(16)=伊那市=、押野千聖さん(16)=箕輪町=、小林みつきさん(16)=南箕輪村=、3年の藤澤侑美佳さん(18)=岡谷市=。水管理機器保守整備のテクノ信州=同町羽場=の土林光社長(63)から同校へ、昨年事業所移転10年を迎えた記念にシャッターアートを作りたいと相談があり、全校への呼び掛けに対し4人が手を挙げた。

制作は7月に計10日ほどかけて実施。土林社長が、昨年秋に辰野南小学校6年生(当時)に描いてもらった環境テーマの原画の中から、最も多かった地球を題材に選んで提示。生徒たちは細部のアイデアを出し合いながら、水性シリコン塗料で絵を描いた。

社屋正面の縦約4メートル、横約3メートルのシャッターに完成した絵は、青々とした海と緑豊かな大陸が広がる地球を、人の手が下から支えるデザイン。英語で社名も記した。両手の予定だった手を片方にして地球の存在を際立たせたほか、塗料を混ぜ地球を自然な色合いにするなど工夫を凝らした。

生徒たちは「自分が大きなシャッターアートを描くとは思ってもいなかったけれど、喜んでもらえてうれしかった」「みんなで一つのことを達成できて、いい経験になった」と話し、充実感にあふれる表情を浮かべた。

土林社長は「社のイメージが伝わる絵のおかげで大きな看板を立てずに済みそう。近所の皆さんも楽しんで見てくれている」と感謝。「若者が町へ飛び出し、地域に貢献するのは素晴らしいこと。ずっと心に残しておいてほしい」と話していた。

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