高遠本通り無電柱化へ 県伊那建設事務所

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県伊那建設事務所は、伊那市高遠町の中心部を通る国道361号(本通り・ご城下通り)の無電柱化に向けた第1期工事に着手した。災害時の緊急輸送路や生活道路であるほか、高遠城址公園を核とする観光地・商業地、城下町であり、街並み景観や通行の安全・快適性の向上を図る。2021年度までの4年間で電線類を入れる管を地中に埋め込み、22年度に全ての電柱を抜いて事業完了を目指す。

バスターミナルの高遠駅付近から高砂橋付近までの490メートル区間が対象で、事業延長は道路両側で980メートル。北側の工事を先行し、今年度は高遠駅東側~菊屋商店の180メートル区間で管路を作る。来年度中に北側を終え、その後南側を進める計画でいる。

国道361号は災害時の1次緊急輸送路で、周辺には公共施設も多い。高遠城址公園の桜の季節には大勢の観光客が行き来し、「高遠城下まつり」(今年は9月1日)でもメイン通りになる。建設事務所によると、事業区間には33本の電柱が立つが、完了後は箱型の地上機器が6カ所に置かれるだけになるという。観桜期に工事はしない。

総事業費は約4億5000万円で、うち6割を国交付金で賄う。建設事務所は、県の観光地歩道グレードアッププランに基づき、無電柱化事業と連動する形で歩道の段差も解消していく方針だ。

市商工会商業部会長で通り沿いにある「東屋靴店」の米山祥一社長は、「すっきりして風情をより感じられる街並みになると思う。桜の季節だけに限らず、年間を通して街歩きをする人が増えれば」と効果を期待している。

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