諏訪市の温泉一般給湯 契約件数減少続く

LINEで送る
Pocket

諏訪市水道局にある温泉タンク。市内の一般給湯の契約件数は減少が続いている

諏訪市の2017年度末の温泉一般給湯の契約件数が、前年度比49件減の1804件だったことが市水道局のまとめで分かった。給湯装置の維持費の負担感などで高齢世帯の契約解除が多く、減少が続いている。17年度には契約者に実施したアンケートを踏まえ、温泉活用の暖房設備など温泉の特長をPRしているが、減少に歯止めはかかっていない。

一般給湯は家庭中心の契約形態で、1992年度の2611件をピークに減少が続いている。17年度は新規加入が4件だった一方、廃止は53件に上った。市によると、高齢になって経済的負担が大きくなり、配偶者の死去を機に契約を解除するケースがある。若い世代の温泉離れも一因とみられる。

温泉管を敷設して給湯が可能な上諏訪地区は人口が減少していることから、市は「契約件数減少は構造的な課題」ともする。

対策として市は13年度、一般給湯の温泉加入金を毎分1・8リットル当たり75万6000円から19万8450円に大幅減額し、経済的負担を少なくした。17年度には利用者アンケートで温泉を活用した暖房を取り入れている家庭を把握。こたつの下に管を置いて温泉を流したり、温泉専用のストーブを導入したりしている取り組みを市ホームページで紹介している。

市は県宅地建物取引業協会諏訪支部とも連携し、住居を探している人に比較的温泉に入るのが容易な給湯区域内の中古物件を紹介している。こうした取り組みで12年度はゼロだった新規契約は、16年度7件、17年度4件あるものの、年間約50件ある廃止件数には追い付いていない。

市水道局は「入浴以外での活用もPRし、温泉利用の継続や新規契約につなげたい」としている。

おすすめ情報

PAGE TOP