2018年09月04日付

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がんは日本人の死因の大きな部分を占める。どうにも厄介な存在だ。おそらく世界中の英知が根本的な治療方法や特効薬の開発、発見に心血を注いでいるのだろうが、実現には至っていない。がんを防ぐための生活習慣や、がんの早期発見・治療が大切になる▼昨秋、大腸ポリープを内視鏡で切除した。担当医から見せてもらうと、でかいやつは直径2センチほど。見た目はぶよぶよ、紫色をどす黒くしたような色をしていて、いかにも悪性っぽい。ぼんやり覚悟したが、検査の結果は良性だった▼胃の内視鏡検査も受けた。組織片を調べたところ、こちらも良性だったものの、巣くっていたピロリ菌を除菌した。大腸ポリープは良性であってもがん化することがあり、ピロリ菌は胃がん発生の因子の一つと考えられているそうだ▼がんの早期発見には検診の重要性がいわれる。二つの検査とも、会社の健診で要精検と指摘されたため受けざるを得なかったのだが、もしポリープが悪性だったら早期かどうかは分からないけれど、少なくもその時点以上に進行しないうちに発見できたことには違いない▼健診、検診は快適といえるものではないし、抵抗感や苦痛も伴う。でも、がんを発症し、闘病生活を送らなければならないつらさを考えれば、はるかにささいで一時的にすぎない。「がん征圧月間」の9月。自分の体と向き合う機会にしてみてもいいかもしれない。

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