諏訪湖のヒシ繁茂163ha 昨年より面積縮小

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県水産試験場諏訪支場(下諏訪町)は5日、諏訪湖の水草ヒシの今年の繁茂面積が163ヘクタール(速報値)だったと発表した。昨年の確定値と比べ、9ヘクタール縮小し、諏訪湖の面積に占める割合は12%となった。澤本良宏支場長は「刈り取り事業により、縮小傾向が続いている」としている。

調査は8月7日に実施した。船の上からヒシの群落を確認し、外縁位置を全地球測位システム(GPS)で計測した。得られた情報を基に繁茂面積を求めた。

ヒシは2000年頃から目立つようになった。調査は05年に開始した。09~13年は200ヘクタールを超える年が目立ったが、その後は増減を繰り返しながらも減少傾向が続いている。澤本支場長は「今後も刈り取りを続けていく必要がある」としている。

ヒシは成長の過程で水中や底泥中のリンなどの栄養塩類を吸収するため、十分に育った時点で刈り取ることで水質浄化につながるとされる。一方で景観の悪化、枯死による悪臭の発生、浮葉の光遮断による沈水植物の生育抑制、湖底の貧酸素化につながるなどの影響がある。

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