諏訪地方猛暑 6~8月の平均気温23.5度

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猛暑で生育不良がみられ、出荷量が落ち込んだ今夏のセロリ。農家はスプリンクラーを例年より長時間動かした=7月中旬、原村

全国的に猛暑が続いた今年の夏、諏訪地方でも例年以上に気温が上昇し、さまざまな影響をもたらした。長野地方気象台によると、6~8月の諏訪の平均気温は23.5度と1945年の観測開始以降最も高かった。連日の夏晴れと暑さで清涼飲料水等の売れ行きが伸び、各地では涼を求める観光客でにぎわった。一方、農作物へのダメージは大きく、セロリなど出荷数が減少する事態になった。

同気象台によると、関東甲信地方は6月6日ごろに梅雨入りし、同月29日ごろに梅雨明けした。統計を取り出した1951年以降最も早い時期の梅雨明け。6~8月は全般的に高気圧に覆われ晴れる日が多く、降水量は少なかった。長野県内の観測所29地点のうち、17地点で35度以上を記録。諏訪の今夏の最高気温は34.9度だった。

北陸コカ・コーラボトリング諏訪支店(岡谷市)によると、諏訪地方では真夏日が続いた影響で、例年より清涼飲料水などの出荷本数が昨年に比べ10%以上増えた。特にスポーツ飲料水が人気だったとしている。

農作物への影響ではJA信州諏訪によると、暑さで腐りなどが出てセロリやレタスなどの出荷が激減。降水量も少なかったことで、ブロッコリーやキャベツが干からびたり、根付かなかったりもしたという。

全国的に猛暑だったため、涼を求めて標高の高い諏訪地方に多くの観光客らが訪れた。茅野市北山の車山高原山麓と山頂を結ぶ「車山高原展望リフト」では、自然を楽しむ家族連れの姿が多くみられ、昨年より1割ほど利用者が多かった。

同市のRAKO華乃井ホテルでは宿泊数の稼働率は平年並みだったが、涼しさを求めてきた宿泊客からは「こっち(諏訪)も暑いね」との感想も聞こえたとしている。諏訪市豊田のSUWAガラスの里でも、家族連れら多くの観光客が訪れ、冷房の利いた館内で美術品鑑賞などを楽しんだという。

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