「皇室のご養蚕」紹介 岡谷蚕糸博物館企画展

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紅葉山御養蚕所でのご養蚕を紹介する展示コーナー

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で6日から、企画展「皇室のご養蚕とシルク岡谷」が始まった。皇居内にある紅葉山御養蚕所で、皇后さまが自らのお手で行われているご養蚕の様子を、写真と実際に使われている道具を展示して紹介。御養蚕所で収穫された繭を使って実現した文化財の復元や、皇室とシルク岡谷の関わりも紹介している。11月5日まで。

皇室でのご養蚕は、明治以降の歴代皇后が受け継いでおり、来年の天皇陛下の退位後は皇太子妃雅子さまに引き継がれる。同博物館では、「平成の最後の年 に皇室のご養蚕の様子を伝え、皇室を身近に感じてもらうと同時に、蚕糸業が盛り上がれば」と企画。宮内庁や大日本蚕糸会、東京農工大学の協力で実現した。

紅葉山御養蚕所でのご養蚕を紹介するコーナーでは、皇后さまが、貴重な国産品種の「小石丸」を蚕種の掃き立てから、自ら編まれたわら蔟を使って収繭される7枚の写真と、実際に使われている給桑かごやわら蔟などの道具16点を展示。「小石丸の糸が支える文化財の復元」と題したコーナーでは、皇后さまが収穫された繭から取った糸が活用された正倉院裂の復元事業などを紹介している。

皇室とシルク岡谷の関わりでは、今回の企画展で募集した皇族の方々が岡谷を訪問された時の写真や資料を公開。1952(昭和27)年の皇太子時代の天皇陛下による丸興岡谷工場ご視察の様子など、写真や資料約25点を展示している。

9月9~30日の毎週日曜日には「小石丸」の飼育体験ができるほか、9月23日午後1時30分からは、紅葉山御養蚕所主任の代田丈志さんの講演会とギャラリートークも計画している(無料、要申し込み)。問い合わせなどは同館(電話0266・23・3489)へ。

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