アサギマダラの里づくり推進 宮田でサミット

LINEで送る
Pocket

約100人が交流したアサギマダラサミットin宮田

長距離を移動するチョウ「アサギマダラ」の里づくりを進める宮田村は8日、「第3回信州アサギマダラサミットin宮田」を同村文化会館で開いた。県外を含め村内外から、アサギマダラに関心のある約100人が参加。講演とパネル討論を通して交流し、アサギマダラを生かした地域活性化の取り組みについて考えた。

宮田村は2014年、同村新田で「アサギマダラの里」の整備を開始。吸蜜植物のフジバカマを植栽し、村内外の「里親」らが管理している。アサギマダラを通して広域的なネットワークの構築を図ろうと、16年からサミットを開いている。

基調講演で、アサギマダラの会事務局の藤野適宏さん=京都市=は、フジバカマやヨツバヒヨドリなどアサギマダラが好んで集まる植物を紹介した上で、「花が咲いていなくても、枯れた花や茎にもアサギマダラはやってくる」と解説。南西諸島方面から日本列島を北上する春は身近で咲く花が少なく、南下する秋に比べてアサギマダラの移動記録の報告が少なかったが、「花がない春でもマーキングできる。来年以降、北上期の移動報告が増えることに期待したい」と話した。

パネル討論では、軽井沢町の「蝶の楽園」を管理する軽井沢アサギマダラの会の土屋正治さんが「来園者は多いが会員が常駐できないのが悩み」と課題を挙げた。フジバカマを栽培して宮田村をはじめ各地に株分けしている、のっぺ山荘(大町市)の古川トミコさんは「宮田村の村民一体のプロジェクトには感動。子どもたちの心に残るよう続けてほしい」と期待。宮田村の小田切康彦村長は「アサギマダラの里を地域おこし、交流、教育の場として役立てたい」と抱負を述べた。

23日は「アサギマダラフェスティバル」をアサギマダラの里で開く。

おすすめ情報

PAGE TOP