市川笑野さん「女方」を解説 実演交え講座・岡谷

LINEで送る
Pocket

岡谷市出身の歌舞伎役者、市川笑野さん(本名・小嶋豊)が歌舞伎の女性役「女方」の作り方、振る舞い方を紹介する「市川笑野女方講座」(後援会主催)が21日、同市の県男女共同参画センターで開かれた。約250人が参加。素顔から化粧を施し、衣装、かつらをつけるまでを実演、解説した。

市川さんは自宅で日本舞踊教室を開いていた母親の影響で幼少の頃から踊りの手ほどきを受け、高校卒業後に三代目市川猿之助(現・二代目猿翁)に入門。今年は市川染五郎ラスベガス公演に出演した。市観光観光大使も務めている。

講座で市川さんは女方の歴史を解説し、なで肩の作り方や女性らしい立ち振る舞いを実演を交えて解説。浴衣姿になり、独自で調合しているというおしろいを塗り、和風の代表的な眉「笹眉」の描き方を紹介した。着付けやかつらのプロとともに美しく見せる着方を披露し、「女性以上に女性らしい振る舞いが求められる。舞台は真実以上の真実をつくる場所」と語った。

女方完成後は舞踊・長唄「松の翁」を披露し、観客を魅了した。参加した女性(85)=岡谷市加茂町=は「男性の骨格が女性らしい姿に変化していく様子に驚いた。女方が出来上がる過程を見たのは初めてでとても貴重な経験をした」と喜んでいた。

おすすめ情報

PAGE TOP