認知症の早期対応へ検査装置年内導入 茅野市

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茅野市は、認知症の早期発見・対応に向けて、認知症の前段階とされる軽度認知障がい(MCI)に着目し、物忘れの度合いを確認できる検査装置を年内に導入する。専用のプログラムを搭載したタッチパネルコンピューター2台を購入し、健康教室などで一般の高齢者に使用してもらい、必要に応じて専門チームの支援や医療機関の治療につなげ、認知症予防を推進する。

市は5月、認知症の早期診断・対応につなげる「認知症初期集中支援チーム」を設置。医師、保健師、社会福祉士でつくる3人1組の4チームを組織し、東部・西部・中部・北部各保健福祉サービスセンターのエリアごとに活動している。への需要を把握したという。

検査装置は、鳥取大の浦上克哉教授が考案した「物忘れ相談プログラム」を搭載したワイド12・5型のタッチパネルパソコンとプリンターで構成。質問は5項目で、画面に触れて答える。所要時間は約5分。覚えたばかりの言葉を選んだり、違う角度で表示された図形を複数の図形から選んだりすると、物忘れの度合いが点数化され、助言を含めた結果が印刷される。

市は約100万円で2台購入し、公民館や地区コミュニティセンターなど市内50カ所で開く「脚腰おたっしゃ教室」や、市ゆうゆう館内の「いきいき健幸(けんこう)ルーム」の講座、高齢者クラブの集まりなどで使用してもらう。物忘れが懸念される人は、集中支援チームが詳しい生活状況を把握し、医療機関の受診や介護保険サービス、地域の支え合いにつなげる。

柳平千代一市長は、7日の市議会9月定例会一般質問で北沢千登勢氏の質問に答え、「MCIのチェックを含め多方面からのアプローチで認知症の早期発見、早期治療、早期支援に丁寧に取り組む」と述べた。

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