県霧ケ峰自然保護C エコツーリズム拠点強化

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県霧ケ峰自然保護センターの現状を視察する検討会の委員

県は11日、豊かな自然と触れ合うエコツーリズムの拠点として機能を高める県霧ケ峰自然保護センター(諏訪市)の強化策の検討に入った。同センターで第1回検討会を開き、県側が提案した情報発信、自然・文化体験、活動・交流機能の向上を目指すコンセプトと展示の充実化、ガイド人材の育成など9項目に渡る具体的な方向性を軸に意見を交わした。計3回の検討を経て今年度内に強化方針をまとめる。

県は同センターを含めた県内4カ所の自然保護センターをエコツーリズムの拠点として機能強化するため、基本方針案をまとめ、8月に策定委員会で了承された。具体的な強化策の検討は霧ケ峰、美ケ原、乗鞍、志賀高原の4カ所のうち県直営の霧ケ峰が最初。同センターの検討会は国、県、自治体、自然保護活動者、観光関係者、有識者ら19人で構成し、策定委でも座長を務めた笹岡達男さん(東京環境工科専門学校長)が座長に就いた。

県側の提案によると、同センターの目指す姿を「霧ケ峰と“出会う”“体験する”“交わる”拠点」とした。実現に向け、質の高い自然体験プログラムの提供を可能にする民間のツアーデスクの設置、センター訪問者が野外を訪れたくなる展示の工夫、近隣にある車山ビジターセンター(茅野市、車山高原観光協会運営)や八島ビジターセンター(下諏訪町、町運営)との相互PRによる回遊性の創出などを提案した。

意見交換では委員から「JR上諏訪駅、茅野駅の利用者が霧ケ峰自然保護センターに向かうための情報発信、交通手段の確保が必要」「エコツーリズムは天候次第というところもある。展示内容の充実化は不可欠」といった声や、「資質の高いガイドの育成とそうした人材を雇用し続けることは可能なのか」「愛称を考えるのも一つの手」などの発言があった。次回は10月下旬から11月上旬ごろ開く。県側はこの日の意見を踏まえ、改めて提案を行い、検討を深める。

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