東京理科大生 7割が諏訪地方に居住

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公立諏訪東京理科大(茅野市)の河村洋学長は12日、茅野市内で開いた同市地域創生総合戦略進行管理有識者会議で、同大に在籍する学生1121人の居住状況(11日現在)を公表した。諏訪地方6市町村で暮らす学生は全体の71.8%に上る805人で、2015年度より233人増えた。同大の公立化に伴い諏訪地域に若者が流入している半面、居住地が茅野市に集中している実態が浮き彫りになった。

諏訪地域で暮らす学生の居住形態は一人暮らしが729人(90.6%)、実家は76人(9.4%)で、15年度の一人暮らし469人(82%)、実家103人(18%)から変化。学生数が増える中で、圏域外から諏訪地域に転居する学生が増え、地元出身者が減っている傾向がうかがえる。

市町村別だと、茅野市が730人(15年度比237人増)と圧倒的に多く、全体の65.1%を占めた。1年生は342人のうち最多の265人、77.5%が茅野市に暮らす。ほかの5市町村は、諏訪市49人(17人増)、岡谷市18人(10人減)、富士見町6人(3人減)、下諏訪町1人(11人減)、原村1人(3人減)だった。

諏訪市飯島までの通学バス路線が4月に新設されたこともあってか、諏訪市で増えた一方、地元出身の学生が大半を占めていた岡谷市、下諏訪町、富士見町、原村は軒並み減少した。取材に、河村学長は「学生の居住地はバス路線沿線に集中していると思われる」と語り、バス路線の重要性を指摘した。

有識者会議では「思った以上に茅野市に住んでいる。できれば住民票を移してもらえたら最高だ」といった意見が出た。諏訪地域以外の居住地は、松本市や塩尻市、安曇野市、上伊那地方、山梨県などで、ほとんどが実家から通学しているという。

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