寸劇通し認知症の人への接し方学ぶ 湊小

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寸劇を通して認知症の人への接し方を学ぶ児童と保護者ら

岡谷市の湊小学校で12日、全校児童を対象にした「認知症サポーター」養成講座があった。地域の高齢化が進む中で認知症を正しく理解し、温かく見守る応援者になってもらう狙い。保護者、地域住民も含めて約240人が参加。学年ごとに応じた分かりやすい内容の寸劇や講話で、認知症の人への接し方などを学んだ。

中南信地方で介護老人福祉施設を運営する社会福祉法人平成会(塩尻市)の職員15人が講師役の「キャラバン・メイト」を務め、学年ごとに分かれて実施した。2年生の講座では、「認知症は脳の病気。物忘れがひどくなり、今までできたことができなくなる」と説明。「時間や場所、人物が分からなくなり、何度も同じことを聞いたり、話したりする」と分かりやすく症状を伝えた。

寸劇では、認知症の人への対応について良い例、悪い例を実演した。職員らが人気漫画「ちびまる子ちゃん」の登場人物に扮し、認知症の祖父「友蔵」への適切な声の掛け方を紹介。「小さな親切の積み重ねが大きな手助けとなる。道で困っているお年寄りがいたら、優しく接して」と呼び掛けた。

受講後、全員が認知症応援者の証し「オレンジリング」を受け取った。2年の加藤開惺君(8)は「おばあちゃんが認知症になったら優しい言葉を掛けて、いろいろ教えてあげたい」と話していた。

平成会では、厚労省が進める「認知症サポーター」の養成に2016年度から取り組み、約2200人を養成。全校児童を対象にした講座は初めてで、全国的にも珍しいという。

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