岡谷市湊の市有地 11月に入札

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売却に向けた手続きが進められる岡谷市湊の廃川敷地

岡谷市は13日、民間に売却する同市湊の市有地「廃川敷地」の入札を11月下旬に行うことを明らかにした。市は地元要望に基づき、商業施設と宅地分譲地として開発、活用を図りたい考えで、こうした方針に適合する整備計画を実現できる事業者を対象にした「参加条件付き公募型競争入札」により売却先を決める方針。市議会12月定例会に売買契約に関する議案を提出し、年内の売却を目指す。

廃川敷地は県道岡谷茅野線の建設時に諏訪湖を埋め立てた際にできた土地で、2000年に岡谷南高校や岡谷技術専門校の敷地と交換する形で県から取得した。故人から遺贈された隣接地を合わせて約1万1200平方メートルあり、下水道施設を除いた約1万300平方メートルを売却する。

敷地は16年に民間事業者から商業施設として開発したいという提案があったことを契機に、豪雨災害で中断していた活用策の検討を再開。宅地を含めた活用を求める地元の意見を取り入れ、具体的な開発への同意を得た。

土地活用にあたっての基本条件では、県道沿いの約8000平方メートルを商業エリアと想定。スーパー、コンビニエンスストア、飲食店など複数の店舗を有し、地域の活性化や生活利便性の向上に寄与する複合商業施設とする。また、山側の約2000平方メートルを宅地分譲地とし、7~8区画の分譲を見込んでいる。早期に実現可能な計画とし、3年以内の完成を求める。

一方、市が今年4月以降に行った敷地の調査では、土壌汚染は確認されなかったが、地中にコンクリートなどの産業廃棄物が埋まっていることが判明。昭和40年代に埋め立てられたものとみられ、当時としては違法性はなかったという。そのままでも大きな支障はないとしているが、市はこれらを公表した上で“現状渡し”とする条件で最低売却価格にも反映させる。

市はこれらを踏まえた公募要領を9月18日に公表し、事業者の募集を始める。最低売却価格も公表する。入札は複 数の企業によるグループでの参加も可能で、資格審査を経て11月19日に入札参加者を決定。同月下旬に入札を行い、落札者を決める。12月下旬には売買手続きを終え、事業者に引き渡したい考え。

市は「岡谷市に残された数少ない開発適地であり、地域活性化への期待も膨らんでいる。民間活力を導入するとともに、市の敷地整備に対する考え方と整合した土地利用を図る」としている。

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