創作30年の足跡 86歳宮坂俊士さんが個展

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初の個展「86歳の手しごと展~折り紙とミニチュア・バードカービング」を開く宮坂俊士さん

30年余にわたり、創作折り紙とミニチュア・バードカービングの制作に取り組む諏訪市小和田の宮坂俊士さんは、初めての作品展「86歳の手しごと展」を、28日から茅野市湖東新井の古民家ギャラリー「アノニム」で開く。作りためた1000余点から足跡を物語る約100点を展示する。10月26日まで。

宮坂さんは小さい頃から工作が好きで、精密会社を退職した節目に、細密彩色を施した鳥の彫刻「ミニチュア・バードカービング」を始めた。くちばしなど小さい部分は欠けやすいため、堅いツゲや桜材などを選び、取材ノートや図鑑を資料に糸のこでおおよその形を作る。

数種の彫刻刀で一彫りずつ慎重に彫り進め、大きい目は小刀で半球形に、小さい目はようじの先を使い特殊ののりで盛り上げ、本物に近づける。岩絵の具やアクリル絵の具で彩色して完成する。

併せて鳥かごも数多く作り、素材の多くはネコジャラシの茎。「強くて弾力があり、近くにいっぱいあるから」という。

一方、孫から「何か折って」と頼まれた折り紙歴も30年余。ガムやチョコレートなど身近な包装紙で動物や草花、宇宙ステーションなど幅広いテーマで創作。口が開け閉めできるカエルやメリーゴーラウンドなど動くおもちゃも考案している。ぬくもりを醸す「動物村の遊園地」は、第1回日本折紙コンテスト個人の部で準グランプリを受賞した。

宮坂さんの木彫りの鳥、折り紙はいずれもサイズをどんん小さくしていくことが特徴で、実物大から1円玉に乗るくらいの細かい手仕事。初の個展は、こうした姿やたくさんの作品を見ている孫の宮坂俊樹さん、俊樹さんの友人で絵画講師の山崎康子さんらの勧めで企画した。

会期中は断続的に制作しているミニチュアの帆船も展示。宮坂さんは「こつこつやることが好きでここまできた。周囲の応援があって開けることになり、少しでも楽しんでもらえればうれしい」と話している。

問い合わせは宮坂さん(電話0266・53・5074)、アノニム(電話0266・75・1658)へ。

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