蓼科高原映画祭テーマ「家族」 22日開幕

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茅野市蓼科高原を晩年の仕事場にした小津安二郎監督(1903~63年)にちなむ「第21回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」が22日、同市で開幕する。小津監督が描き続けた「家族」をテーマに、30日まで9日間にわたって国内外の映画21本を上映する。監督や俳優のトーク、短編映画コンクール、講演会など多彩なイベントを繰り広げる。

小津監督は「東京物語」完成翌年の1954年8月、コンビを組む脚本家野田高梧(1893~1968年)に誘われて初めて蓼科を訪れた。以来、63年12月に亡くなるまで、野田とともに蓼科で映画6本のシナリオを書いた。映画祭は98年、茅野市と市観光連盟(当時)が井上和男監督などの協力を得て、小津映画の顕彰や文化の振興を目的にスタートした。会期を9日間とするのは20回に続いて2年連続。

上映作品のうち、小津作品は2本。現存する最古の小津映画で学生喜劇の「学生ロマンス 若き日」(29年)を活動弁士、澤登翠さんの語りで楽しむ。もう1本は、2012年に英国映画協会の「映画監督が選ぶベスト映画」で1位に輝いた代表作「東京物語」(1953年)で、尾道に暮らす次女役を演じた香川京子さんと、小津組プロデューサーの山内静夫さんが舞台トークを行う。

29日には正午から市民館で記念セレモニーと短編映画コンクール表彰式。29、30日には蓼科の「無藝荘」と駅前を結ぶ無料バスが運行される。映画を語り合う「監督居酒屋」や、特産品の販売、おもてなしコーナーもある。

チケットは茅野市民館や新星劇場、シマダヤ楽器、今井書店、コンビニエンスストアなどで販売している。

問い合わせは、実行委事務局の市観光まちづくり推進課(電話0266・72・2101)へ。

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