ATの国際的組織幹部 諏訪地方で分析検証

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諏訪市の宮坂醸造で酒蔵を見学し、日本酒を試飲したATTAの幹部

欧米で人気のある旅先でのアクティビティ(屋外活動)と自然、異文化の要素を入れた「アドベンチャーツーリズム」(AT)の国際的組織のアメリカ人幹部2人が24日、諏訪地域を訪れた。県観光機構が本格展開する海外誘客事業の市場分析や検証ために招いた。2人は酒蔵や庭園を興味深く見学し、地域住民との交流を図った。

ATは山や川でのレジャーを楽しむ要素が中心の旅行形態。利用客は富裕層が多く積極的に支出 するため、地域経済への効果が高いとされる。県観光 機構は「中山道ブランド事業」として宿場町の魅力を発信する訪日外国人誘致を計画。今回の視察の助言を元に、受け皿の整備や滞在型プログラムを作り、来年以降の運用を目指す。同機構も参画する来年設立の「日本AT協議会」と連携していく。

来日しているのはATTA(本部米国)のCEO(最高経営責任者)のシャノン・ストーウェルさん(50)と、アジアエリア統括部長のジェイク・フィニフロック(47)さん。25日まで4日間、木曽―塩尻の宿場町、松本城などを巡る。諏訪地方では、諏訪市に宿泊し、河川と諏訪湖でカヌー体験、宮坂醸造(真澄蔵元)と下諏訪町の本陣岩波家庭園を見学し、諏訪大社下社秋宮を参拝した。

宮坂醸造では宮坂直孝社長が案内した。同蔵の歴史や10月から始まる酒作りには、麹と酵母作りが要になると説明した。幹部たちは熱心に聞いて質問し、同蔵の日本酒に舌鼓を打った。

シャノンさんは「中山道は自然と歴史文化が豊かに融合し、多くの人が楽しめる」と感想。ATには高品質な観光資源や官民の協力などが必要とし「成功に必要なものがすべてそろっている。温かく情熱的に迎え入れてくれて、潜在的な可能性が高い」と評価した。

自宅でもてなし、カヌーも一緒に体験した宮坂社長は、「地域の迎え入れ方は片言でも英語でもいいので、海外の人と笑顔であいさつし心からの歓迎の意を表すホスピタリティの心が大切」と話していた。

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