地域に開かれたダムの活用探る 伊那で交流会

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美和ダム湖内の堆砂対策施設を見学する一行

「地域に開かれたダム」全国連絡協議会(会長・白鳥孝伊那市長)の現地交流会が27、28日、伊那市内で開かれている。協議会に加盟する全国各地の自治体や諏訪湖、天竜川流域の関係者ら約90人が出席。本来のダムの役割を見詰め、地域活性化に向けた活用法など情報交換した。

国土交通省は、ダムの利活用推進と地域への一層の開放を目的に、伊那市の美和ダムをはじめ全国46のダムを「地域に開かれたダム」に指定。協議会はダム所在地のうち28自治体で構成し、現地交流会は持ち回りで毎年開いている。

市役所で開いた交流会の冒頭で白鳥会長は「ダムは生活に重要な役割を果たし、昨今の災害をみてもダムに私たちは守られている。美和ダム上流の戸草ダムの建設も進めば、流域の安全がさらに担保される」とあいさつした。

情報交換で国土交通省天竜川ダム統合管理事務所の國村一郎所長は、災害に対するダムの働きに触れながら、美和ダムを活用した地域振興も紹介。「観光資源に恵まれた水源地域。水上レジャーの利用も増え、花火大会などイベントも開かれる。食べる、見る、体験する取り組みが広がっており、民間とも連携して進めたい」と話した。

高遠郷土歴史研究会の矢澤章一さんは高遠藩の井筋開設から三峰川総合開発、美和ダムの歴史を写真を用いて紹介。ダムが果たす役割を多面的に評価した。

三峰川みらい会議の織井秀夫代表は、同河川を本来の姿に戻そうと取り組む同会議の活動を報告。「ダムができたことで変わりゆく河川環境もあり、今後を考えて活動していきたい」と話した。

この日は、ダムライターで写真家の萩原雅紀さんの講演を聞いたほか、美和ダム湖内の堆砂対策施設を見学。28日は南アルプス林道を視察し、昼食は「ダムカレー」を味わう。

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