上伊那の地域連携DMO 長野伊那谷観光局

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上伊那地方の観光振興を官民一体で進める組織「地域連携DMO」として1日、一般社団法人・長野伊那谷観光局が発足した。2年半の準備期間を経て、上伊那観光連盟を発展的に解散して設立。「魅力ある観光地域づくり」のかじ取り役となり、上伊那の豊かな自然や伝統文化を生かした滞在周遊プログラムの展開など、観光を通じての地域活性化を目指す。理事長には向山孝一・KOA取締役会長が就いた。

伊那市内で観光連盟の解散総会に続いて設立総会を開いた。1日現在の会員は観光、交通事業者や企業、金融機関など35団体。民間主導を掲げるDMOの趣旨に基づき理事8人のうち6人を民間とし、事務局長には大手旅行会社出身の中村英二さんを起用した。

天竜川沿いからアルプスまでの標高差による、四季折々の風景や風土、文化を上伊那の魅力や価値と捉え、ブランドコンセプトを「山と谷の風景美術館~二つのアルプス彩の谷の物語」に設定。山岳高原や地形、食など全ての資源を生かして滞在型観光を推進し、9年後のリニア時代を見据えて海外誘客事業や二次交通対策にも取り組んでいく。

向山理事長は「古里の価値をさらに勉強し、それを資源として観光地域づくりを進めたい。ここに暮らす一人ひとりがおもてなしの気持ちを持つことも大事になる」とあいさつ。首長らは「上伊那はまとまりがいい地域。観光でも発揮できれば」などと期待を込めた。

「上伊那版DMO」アドバイザーで大正大学地域構想研究所の清水愼一教授は「(DMOの)設立までは一生懸命だが、作ったら全く駄目という事例も多い。豊かな地域づくりを実現するために、観光という手段を効果的に使うのがDMO。その部分を忘れないでほしい」と求めた。

県内で10ある広域圏単位でのDMO設立は初めて。上伊那では伊南4市町村を枠組みとする伊南DMOも来年度中に立ち上がる見込みだ。

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