ドローンでカラス追い払い 諏訪市が実証実験

LINEで送る
Pocket

リンゴへのカラスの食害を防ごうと農園上空を飛ぶドローン

諏訪市は4日、収穫前のリンゴのカラス食害被害を軽減しようと、同市渋崎の果樹園で小型無人機ドローンを使ってカラスを追い払う初の実証実験をした。ドローンの機体下部のフレームに、カラスが嫌がる屈折した紫外線が見えるプラスチック製のプレートを取り付けて効果があるか確認した。

市農林課によると、2017年度のカラス、ヒヨドリ、ムクドリのリンゴ食害の被害額は約150万円に上る。ここ数年はほぼ横ばいといい、対策を検討。ドローンの関連事業を手掛ける市内のスカイシープロジェクト合同会社の協力を得て実証実験することにした。

市果樹組合員の笠原清一さん(61)がサンふじや秋映、シナノスイートなどを栽培する広さ約50アールの農園でドローン1機を飛ばし、縦横に動かした。上空ではカラス数羽の姿が見られたが、すぐにその場を離れ、リンゴの木にとどまることはなかった。

見守った笠原さんは「ドローンの効果があったのでは」と受け止めた。笠原さんによると、最近はくちばしでつつくだけでなく、しっかり食べているケースが増えている。対策としてネットを張っているが設置作業が大変という。「ドローンを一日中飛ばすことは難しいので、カラスにこの場所で飛ぶのは嫌だと覚えさせることが大切」と話した。

リンゴを収穫する11月半ばまでドローンを数回飛ばして様子を見る。市は9月下旬、同果樹園のリンゴの木にカラスが嫌がる同プレートを27枚設置しており、結果を見て今後の取り組みを検討する。

おすすめ情報

PAGE TOP