入野谷在来種のソバ試験販売へ 伊那の振興会

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伊那市内のそば店などでつくる「信州そば発祥の地 伊那そば振興会」は10日、市内で総会を開き、高遠・長谷地区で昔から食べられていた在来種・入野谷在来の復活を目指す「夢プロジェクト」に関し、長谷の畑で栽培した入野谷在来種のソバを、年内にも数量限定で一般向けに試験販売する方針を確認した。入野谷そば振興会、信州大学農学部と共同で栽培に乗り出して3年目。アンケート調査に協力してもらい、今後の展開に役立てていく。

今年は昨年より作地面積を2倍に増やし、長谷の2カ所の畑約28アールで栽培。浦地区は原種栽培用に、杉島地区は来期の種まき用に育てた。ともに9月下旬に刈り取り、10日に脱穀作業をした。

総会で、伊那そば振興会の飯島進会長は「試験販売用にどれだけの量を確保できるか分からないが、数量限定で試みたい」とあいさつ。終了後の取材に対し「そば店、消費者の入野谷在来への関心は高い。今年のうちにモニター調査をしたい」と述べた。

自家製粉ができる加盟店で試験販売する計画。入野谷そば振興会によると、秋の天候不順の影響を受けており、収量は100キロに届かない可能性もあるという。

総会では、同市高遠町のそば店「壱刻」と長谷の「ざんざ亭」が、鹿肉を使ったソバを共同で開発しているとの報告もあった。「伊那市50年の森林ビジョン」を官民協力で応援するミドリナ委員会が11月4日に開くイベントで披露する。

5週連続「ぶっとおしそば三昧」については、先陣を切るはずだった荒井区の「行者そば祭り」が台風24号による県道被害で中止に。飯島会長は「うっぷんを晴らすべく4週を盛り上げていきたい」と語った。

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