探究心くすぐる宇宙の謎 関宗蔵さんが講演

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講演する関宗蔵さん

県教育委員会の補助事業を活用して、オーストラリアでの宇宙科学研修を計画する駒ケ根工業高校(駒ケ根市)は10日、事前学習の一環で、天文学者で東北大名誉教授の関宗蔵さん(74)=伊那市高遠町出身=を招いた講演会を同校で開いた。研修に参加を予定する代表生徒10人が、宇宙の魅力などについて学んだ。

県教委の補助事業「サイエンス・アソシエーション・プロジェクト」を用いて、12月3~8日の日程でオーストラリアを訪問する予定。期間中はオーストラリア国立大学・ストロムロ天文台、キャンベラ深宇宙観測施設などの施設見学、研究者による講義のほか、地元高校生との共同研究や交流などを行うという。

関さんは「星たちは語りかける」と題し、生徒の探究心をくすぐる宇宙の謎などについて説明した。星が輝いて見えるのは核融合反応による現象であること、高温の星ほど青く、重い星ほど明るくて寿命が短いこと―などについて紹介。星の正体が分かり始めたきっかけは、1838年に星までの距離を測定したベッセルの功績が大きいとした。

地球が属する銀河系(天の川銀河)の物質循環では、星にはいずれも寿命があり、それと同時に新しい星が誕生することも詳しく解説。46億年前に生まれた恒星の一つが太陽で、地球はその周りのガスやちりなどから生まれたといい、「私たち人間も星の子といってもおかしくない」と宇宙の神秘について語った。

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