マグネット吹矢のデジタル的 岡工高生開発

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デジタル式の的を開発した岡谷工業高電気部の須﨑龍玖副部長と、日本マグネット吹矢協会の藤森常昭理事長

先端に磁石が付いた矢で的(まと)を狙う「マグネット吹矢」の団体である日本マグネット吹矢協会(諏訪市)と岡谷工業高校(岡谷市)電気部が、新たなデジタル式の的を開発した。矢が的に当たると磁気センサーが感知し、点数などを表示する仕組み。18~20日に開かれる「諏訪圏工業メッセ」で展示する。

同協会は5年ほど前にイベント用として最初のデジタル式の的を開発したが、的に当たる力が弱いと反応しない不具合があった。岡工OBでもある藤森常昭理事長(77)=諏訪市中洲=が昨年暮れに同校に相談。電気部で開発に取り組むことになった。

電気部は磁石が鉄板にくっついた時に発生する磁気に着目し、磁気センサーで感知する仕組みを考案。マイコンカーのコースで坂道を検知する仕組みを応用した。普通の鉄板では磁気の反応が弱いという問題があったが、磁気が上がりやすいケイ素鋼板と呼ばれる特殊な鉄板を採用することで解決した。

的は厚さ0・4ミリ、直径6センチの円形で、左右に取り付けた2個の磁気センサーで感知する。センサーは基板を介して自作の専用アプリを組み込んだタブレット端末につながっており、矢が的に当たると、点数やメッセージが表示されたり、ファンファーレが鳴ったりする。

主にプログラミングに関わった電気部の須﨑龍玖副部長(17)=塩尻市=は「アプリの安定性」を挙げ、「確実性を高めていきたい」と話した。藤森理事長は「磁気センサーを使うという高校生の柔軟な発想の成果」と強調。今後は完成度を高め、諏訪湖周辺のイラストマップを使った的を作り、観光施設などで観光客に楽しんでもらう構想を示した。

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