中ア遭対協唐木名誉隊長へ「銀章」 日本善行会

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中央アルプス地区山岳遭難防止対策協会救助隊の唐木勉名誉隊長(89)=伊那市西春近=が、長年にわたって山岳遭難の救助や防止活動に尽くした功績が認められ、日本善行会(東京都)の特別善行表彰「善行銀章」を受けた。25日、駒ケ根署を訪れ、成澤文彦署長に受章を報告した。

善行会の表彰は、人命救助や環境美化、青少年指導などの善行活動に努めている団体や個人に贈られる。同会は1937年に発足した会員数約3500人の組織で、全国各地に支部を有する。同会によると、今回の県内受章者は唐木さんのみで、今月14日に明治神宮で表彰を受けた。

唐木さんは62年、中ア遭対協の前身となる組織「県山岳遭難防止対策協議会駒ケ根支部」の発足と同時に救助隊に所属。93~99年には第4代救助隊長を務めた。現在は名誉隊長として年2回の訓練や隊員会議で救助技術の指導を行うなど後進の育成に尽力し、遭難防止思想の普及活動にも精力的に取り組んでいる。

駒ケ岳ロープウェイの建設や県警ヘリでの救助体制が確立される以前は、麓まで要救助者を搬送するなど苦労を重ねたという。唐木さんは「昔は雨風、昼夜問わず出動し、九死に一生を得る体験もした」と振り返り、「困っている人を助けるのは人間の本能。傷ついた人を見過ごすわけにはいかない」と語った。

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