電動車椅子「すわーる」 岡谷工高電気部が実演

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若手経営者に電動車椅子「すわーる」を説明する生徒

若手経営者に電動車椅子「すわーる」を説明する生徒

電動車椅子「すわーる」を作った岡谷工業高校(岡谷市)の電気部(田中健人部長)が25日、茅野市内の若手経営者でつくる「茅野経営塾」の勉強会を訪れて、製造業のプロの前で「すわーる」を実演した。助言を受けた田中部長は「もっと幅広い視野で製作していきたい」と刺激を受けていた。

今回、経営者と電気部の仲を取り持ったのは、「すわーる」の独特の動きを見て介護現場での将来性を感じた長野社会福祉専門学校(長野市)の神谷典成教授。「車椅子が横に移動し360度回転するのは衝撃的。初めて見た」。地域の事業者にも、「すわーる」の市場性や可能性を見てほしいと企画した。

実際に実演を見た経営者からは「機能面だけでなく、安全面も考えてみては」「次の改良点は。ステップアップを考えることは大切」などのアドバイス。先輩たちから代々受け継いで電動車椅子の試作を続けていることを聞き、「完成させたことが素晴らしい」「できることがあれば協力したい」と、励ましの言葉もあった。

仲介役となった神谷さんは介護サービス事業にも携わっており、「すわーる」を見て「障害者や高齢者が喜ぶ」と直感したという。従来の車椅子では方向転換などに切り返す動きが必要だが「すわーる」は前後左右、回転と自在な動きが可能。狭い場所でも利用できるとして「横に動くことができれば台所にも立てる人がいる」と将来性を強調する。

電気部の柱の活動は競技ロボットの製作。「すわーる」はロボット製作の技術を応用した課題として、地域の子どもたちが喜ぶおもちゃのような物をという発想がスタートだという。

製造業関係者に実演するのは今回初めて。田中部長は「安全面など思いつかないことを言ってもらった。今までは一つのことしか考えていなかったことが分かった」と、現場のものづくりの見方を学んでいた。

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