タクシー定額乗り放題 諏訪4市町で実証実験

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定額で乗り放題のタクシー定期券の見本

諏訪地区タクシー事業協同組合に加盟する諏訪交通(諏訪市)、第一交通(同)、アルピコタクシー(松本市)の3社は15日、特定の2カ所を目的地に設定した上でタクシーを定額で乗り放題できる「定期券」制度の実証実験の利用者募集を始めた。県内初の取り組みで、諏訪市、岡谷市、茅野市、下諏訪町の70歳以上の住民を対象に4市町をエリアに運行する。第1期は12月15日まで行う。

高齢社会を迎える中で移送サービスとしてタクシーを活用してもらう。利用者が減少する業界の活性化を見込んで定期券制度に着目した。乗客は事前に病院、買い物店(スーパーなど)、駅の中から2カ所の目的地を設定。自宅と目的地、目的地間は定額の乗り放題となり、利用者だけでなく、同じ目的地に出掛ける家族や友人らが車の定員を超えない範囲で追加料金なしで同乗できる。募集人数は先着50人。

定期券代は目的地までの距離に応じて8段階に分け、2カ所の組み合わせで設定した。最も近距離で月額1万5000円、最も遠距離で同7万8000円。1人10~15日間の利用を見込んで料金設定した。

配車時間はタクシーの一般利用者が比較的少ない午前9時30分~午後4時30分。定期券で指定するタクシー会社の配車センターに乗車の約20分前に連絡する(前日予約は不可)。

旅行業法に基づき、JTB(東京)と連携した旅行商品として募集する。運行は道路運送法に基づいて行う。

第2期は来年1月10日~3月31日に行う。利用状況や価格設定の妥当性などのデータを集め、本格運行が可能か検証する。同日、長野市の県庁で会見した諏訪交通の山谷恭博社長は「高齢者に使いやすいタクシーとして企画した。タクシーの閑散時間の対策にもなれば」と述べた。

定期券の申し込みはJTBコールセンター(電話050・3851・2397)へ。

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