天狗が大暴れ 辰野の神明神社「御舟祭」

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さらった子どもを抱きかかえたまま駆け出す天狗

辰野町北大出の神明神社は21日、例祭を行い、奇祭といわれる「御舟祭(天狗祭)」を境内で繰り広げた。「御舟」から飛び出した暴れ天狗にふんした地域の若者が、境内を縦横無尽に駆け巡り、訪れた多くの家族連れを楽しませた。

祭りは、町無形民俗文化財に指定され、毎年この時期に五つの小路が持ち回りの当番制で開催。今年は鞍掛小路が当番地区として実施した。

同小路東洋社の責任者、村上治平さんによると「祭りの起源やなぜ天狗か、なぜ御舟か、明確な記録はない」。天狗祭りと呼ばれるが「正確には御舟祭」という。現在は「無事の収穫に感謝する機会」として開いている。

ササを飾った舟が神楽殿前に置かれると「ホー、ホー」と甲高い声とともに、3体の暴れ天狗が順番に登場。坂を転げ落ちたり、子どもらをさらって舟に連れ込むなど大暴れ。最後に背を丸めて天狗が舟へと逃げ込むと、場内は大きな拍手に包まれた。

村上さんは「地域にとって祭りは一つの節目。この先もとにかく災害が無いのが当たり前の平穏な地域であってほしい」と話していた。

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