経産省「はばたく商店街30選」 伊那やるじゃん会受賞

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はばたく商店街選に選ばれ、笑顔を見せる伊那まちの再生やるじゃん会のメンバーたち

はばたく商店街選に選ばれ、笑顔を見せる伊那まちの再生やるじゃん会のメンバーたち

伊那市中心市街地の商店主らでつくる「伊那まちの再生やるじゃん会」の地域活性化に向けた取り組みが、経済産業省の「はばたく商店街30選」に選ばれた。工夫を凝らした取り組みで地域の発展などに貢献している全国30商店街を表彰する制度で、県内で唯一受賞した。同会の内山和夫会長(67)は受賞を喜ぶ一方で、「ようやく下ごしらえができた段階。商店、まち全体がにぎわうよう、引き続き事業を展開していきたい」と気を引き締めている。

同会は、空洞化する商店街などに活気を呼び込むため、伊那市中心市街地再生プランの実行組織として2011年度に発足。商店主や住民ら約50人で構成し、八つある委員会ごとにユニークな取り組みを企画している。

まちのにぎわい創出に向け、中心市街地をバラと音楽で彩る「いなバラまちぶらり」、上伊那の地酒を楽しめる「伊那街道呑(の)みあるき」など、さまざまな催しを展開。高齢者ら買い物弱者支援のため、商店ごとに出張販売を行うほか、空き店舗を活用した交流拠点施設を運営。地元産有機野菜を素材にした朝飯を提供する「いなまち朝マルシェ」などで、伊那らしいライフスタイルを提案してきた。

多岐にわたる取り組みのかいあって、会員らは「幅広い年齢層との交流が生まれ、徐々に商店街に足を運ぶ人が増えてきた」と手応えを感じる。「地域内の約10商店街につながりができ、一体感が出てきた」のも成果の一つだ。

ただ、「商店街の衰退」という懸念は払しょくされていない。「住民ニーズに応えられる魅力あるまちづくりを進め、商店街のファン層獲得に向けて取り組んでいきたい」と意欲を見せている。

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