国道20号茅野-中河原北交差点 拡幅工事に地元同意

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拡幅工事が計画されている国道20号茅野交差点―中河原北交差点

拡幅工事が計画されている国道20号茅野交差点―中河原北交差点

国土交通省長野国道事務所(長野市)が茅野市宮川の国道20号茅野交差点―中河原北交差点で計画する拡幅工事について、地元の中河原区が計画を承認し、事業推進を求める要望書を国など関係機関に提出していたことが27日、分かった。これで地元2区の同意が得られたこととなり、夏以降にも、事業に必要な土地の幅を示す「幅杭」の設置や用地測量に向けた動きが始まる見通しだ。現時点では事業費、完成時期ともに「未定」(同事務所)という。

同事務所によると、拡幅工事は2011年6月に開通した坂室バイパス(延長3キロ)の延伸工事で、全長900メートルを現在の2車線を4車線にする。このうち700メートルが中河原区、200メートルが宮川茅野区を通る。先行する宮川茅野区では昨年11月までに幅杭が設置されている。

中河原区では14年12月、市主催の懇談会が開かれ、国道20号の拡幅に合わせて市道、県道を改修する”地域の課題解決案”を市側が提示。これを受け、同区は15年1月の区総会で前向きに協力することを承認し、7月にはバイパス対策委員会を「国道20号拡幅協議委員会」(16人)に改組した。今年3月の懇談会には市と長野国道事務所、諏訪建設事務所が同席し、14年に市が示した解決案を確認し実現に向けて意欲を示した。

解決案の審議を一任されていた区議会は4月10日、事業推進を確認。同12日に区長と協議委員長連名の要望書を国、県、市に提出した。要望書は、1972年の都市計画決定以降、下河原地区で実現した4車線化や区画整理、拡幅を前提とした公民館移転など長年の区の協力姿勢を指摘。その上で、より良い住環境とコミュニティーの実現や「地権者が納得する柔軟で確実、明快な補償」を求めた。

今後は、宮川茅野区で用地測量と用地買収、中河原区で幅杭設置と用地測量に向けた手続きが始まる見通しだ。

協議委員会の浜一成委員長は「先人の功績に感謝しながら、子孫に残る財産となるような事業を検討し、行政にお願いしながら進めていく。行政には今までと同様に誠意ある対応をお願いしたい」、市建設関連・バイパス対策室は「(地元区の意思決定は)大きな一歩だ。地域や地権者の皆さんに寄り添い、国、県との調整役として取り組んでいく」と話している。

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