市民の森で多彩催し 伊那市ミドリナ委

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伊那市の市民の森で行われた「森JOY」。来場者はたき火を囲んで楽しいひとときを過ごした

伊那市が推進する「伊那市50年の森林ビジョン」の応援プロジェクト「伊那市ミドリナ委員会」は4日、森を楽しむイベント「森JOY」を同市の市民の森(ますみケ丘平地林)で行った。「森と歓喜する~50年後の君達へ」をテーマにワークショップやコンサート、パネル討論など五感で森を味わえる多彩な催しを展開。多くの家族連れらが美しく色づいた木立の中で思い思いに過ごし、森に親しんだ。

森と触れ合い、森と人が関わり合う未来を考えよう―と初めて開催。「森で未来を語る」をテーマにしたパネル討論や、バリトン歌手高橋正典さんやピアニスト平澤真希さん、地元の中高生によるコンサートなどさまざまな切り口で森を感じ、考えた。

間伐見学では、高さ20メートル以上のアカマツを伐採。県林業士の金井渓一郎さん(34)は間伐の役割を話し、「木は1本育つのに50年かかる。未来の森をどうつくっていくのか、森とどう関わっていきたいのか。伐採者も地域に住む人も一人ひとり考えることが大切」と呼び掛けた。

ワークショップでは、木工作や林業体験、マイ箸作りなど催しが盛りだくさん。初めてまき割りをした同市竜東保育園の桑沢太一君(5)は「カンカンっていい音がした」と何本も丸太を割った。

会場のあちこちでは、来場者がたき火を囲んでパンやマシュマロを焼く姿も。地元の企業団体が振る舞った鹿南蛮そばやピザなどを味わったり、ハンモックでくつろいだりと森での一日を満喫した。

柘植伊佐夫委員長(58)は「次世代に森を渡し、子どもが主役として森を活用していくスタートラインをわれわれが準備したい。森と接することで、われわれ大人が気付かない、思いがけない発見が出てくるかもしれない。そういう機会にしてほしい」と話した。

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