自由な感性と喜び 辰野で障がい者作品展

LINEで送る
Pocket

床や壁に作品が並ぶ企画展

辰野町荒神山公園の辰野美術館は、障がい者たちの作品を集めた企画展「創造の王国―日常に宿る表現・創造に潜む神秘」を開いている。上伊那地方の障がい者支援施設の利用者ら計29人と団体が手がけた、立体と平面の作品約250点を展示。自由な感性と創作の喜びに満ちた作品が、来場者を魅了している。18日まで。

心身にハンディキャップがある人の表現活動を紹介し、地域の理解普及につなげようと開いており8回目。人物や乗り物などをモチーフにした水彩画、ペン画、紙や粘土で立体造形した作品が並ぶ。

辰野町地域活動支援センター「つむぎ」の利用者たちは、植木鉢として販売するリメーク缶を使って共同作品を出品した。アクリル絵の具で赤や青に塗った50個ほどの小さな空き缶を、砂を敷き詰めた床面に無造作に配置して展示。鑑賞者の創作概念を刺激する空間をつくり上げた。

駒ケ根市の県知的障がい者総合支援施設・西駒郷の男性は、多色の円を描いた平面作品を飾った。普段からクレヨンなどで線描きを続ける一貫性が反映され、無数の円が奥深い色彩を生み出している。

同館の赤羽義洋学芸員は「自分の創造世界に入り込んで雑念なく描き、作ることが表現の原点だと気づかせてくれる。新しい発見を楽しんでほしい」としている。

午前9時~午後5時。月曜休館。入館料300円、高校生以下無料。問い合わせは同館(電話0266・43・0753)へ。

おすすめ情報

PAGE TOP