編み物教室30年で区切り 茅野市の永尾さん

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教室30周年を締めくくる作品展への来場を呼び掛ける生徒と永尾さん(左)

茅野市玉川小泉の永尾房江さん(78)が自宅で開いてきた「小さな編み物教室」が30周年を機に、閉じることになった。記念として最後の作品展「おばあちゃんの手作り展」を11日午前10時~午後3時に同市小泉区民会館で開く。生徒は89歳を筆頭に60代までの15人。ひ孫がいる人もいるが編み物はお手のもの。最後の作品展に向けて準備に熱が入っている。

永尾さんは若いころから編み物が趣味で、40年ほど前に講師の資格を取得。近所で、教えてほしいという要望があり3人で始めたところ、口づてで広がり、市内各地から通うようになった。

教室は毎週金曜日の午後。模様や形をきれいに仕上げるため製図から丁寧に行い、さまざま色や素材の毛糸を用い「かぎ針」「棒針」を使い分けて編み上げる。つい夢中になり、夕食の支度が遅れてしまうこともあるという。編み物をしている時はもちろんだが、持ち寄った一品でお茶を飲みながらおしゃべりするのも欠かせない楽しみとなっている。

通う年数は30年~4年と異なるが、永尾さんのおおらかな指導と、個々の都合を優先したゆるやかさで、和気あいあいと続けられ、仲間づくりもできた。市内の特別養護老人ホーム「白駒の森」で利用者に編み物を教えるボランティアも行っている。

出来上がった作品は愛着があり、なかなか手放すことができないというが、最後の作品展に向けて製作に励み、新作も多数完成。当日は心を込めて編んだセーター、ベスト、カーディガン、マフラー、靴下、クッション、たわしなどのほか、ハンカチで作った花のブローチなど小物類も合わせて約300点が並ぶ。機織り仲間の友情出品もある。

永尾さんは「みんな素晴らしい作品を作っているので大勢に見てほしい。教室は一区切りにするが、仲間と一緒に無理なく編み物とボランティアを続けたい」と話している。

問い合わせは永尾さん(電話080・6938・5754)へ。

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