伊那市役所市民ホール 地域産材で木質化計画

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テーブルや椅子などの木質化が計画されている伊那市役所市民ホール

伊那市は、市民参加による森林資源を生かしたまちづくりを進める社会林業都市構想の一環で、市役所1階の市民ホールの木質化を図る。市民が間近で木に接し、ぬくもりが感じられるよう伊那市産の木材にこだわったテーブルや椅子などを整備する計画。市民ホールを森に見立て、地域産材の利用促進や木質化のプロモーションの場として活用していく考えだ。

市は委託する事業者を公募型プロポーザル(企画提案)方式で選定する方針を決め、市内の事業者を対象に募集。29日に市役所で応募事業者によるプレゼンテーションを行い、企画内容を審査する。12月3日に審査結果を通知し、同月中に最適な提案をした事業者と契約、今年度中の完成を目指す。

市が推進する「伊那市50年の森林ビジョン」をサポートする「伊那市ミドリナ委員会」の提案に基づく取り組みで、市民ホールに設置するテーブル、椅子など一式を製作する。地域産材の利用促進を図るため、材料は伊那市産の木材を使用する。費用は設置費などを含めて800万円以内。

ミドリナ委員会が掲げるコンセプトは「森でくつろぐような時間を市役所でも」。木の質感や香りもするこの場所での体験が、50年後、市民がより伊那市産の木材が身近にある生活を送るきっかけになるよう、自宅にもこの森のくつろぎを持ち帰りたくなるような場所を目指すとしている。同委員会はデザインなども示しているが、今回の企画提案にあたっては参考資料とし、他に方法があればこだわらないとした。

市秘書広報課は「市民ホールのスペースを有効活用し、ソーシャル・フォレストリー(社会林業)都市としての伊那市の思いを実際に感じることができる庁舎づくりを通じ、木質化の広報、プロモーションにつなげていきたい」としている。

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