勝海舟の”素顔”紹介 玄孫の高山さん講演

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岡谷市のNPO法人郷土学習館運営委員会・旧渡辺家住宅保存協力会は28日、同市長地柴宮の柴宮館で「勝海舟ぶらぶら歩き-玄孫(やしゃご)が語る海舟の素顔」と題した講演会を開いた。講師は海舟の玄孫で、岡谷市出身の近代日本政治家、渡辺千秋・国武の妹逸子のひ孫でもあるフリーライターの高山(こうやま)みな子さん(53)=神奈川県鎌倉市=。「海舟は多くの人のお世話になって夢を実現していった」と語る高山さんの話に、聴講者は「歴史上の人物が身近な存在になった」と感激していた。

高山さんは海舟(1823~1899年)の生い立ちから咸臨丸での米国渡航、江戸城の無血開城など、教科書で習う歴史の事実を、子孫だからこそ知り得るエピソードも交えながら紹介。「幕臣として最後の仕事」(高山さん)として成し遂げた徳川慶喜の名誉回復(1898年、公爵授爵)まで、海舟の生涯を分かりやすく解説した。「海舟は平和主義者。幕末時に当時最新の知識や技術を持っていた幕臣の助命を嘆願し、明治政府の官僚となったことでその後の急速な近代化ができた」とも指摘した。

講演を聞いたNPO運営委員の大井千恵子さんは、「歴史上の出来事やその時代を生きた人物と、今を生きている私たちがつながった思いがする」と話し、高山さんも取材に「そう感じてもらえるとうれしい」と笑顔を見せていた。

高山さんによると、高山家の祖先は諏訪・高島藩の家臣だったという。今回初めて、実際に諏訪大社の御柱祭を見学。「今までテレビでしか知らず、一度見てみたいと思っていた。一気に諏訪に対する思いが深まった」と話していた。

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