上伊那クリーンセンター 火入れ式安全祈願

LINEで送る
Pocket

スイッチを押して火入れを行う白鳥孝連合長(左)ら

上伊那広域連合が伊那市富県桜井に建設している新ごみ中間処理施設「上伊那クリーンセンター」の焼却炉に点火する「火入れ式」が15日、同センターで行われた。2016年秋の着工以来、工事は順調に進み、10月から試運転を開始。12月からは実際にごみを処理しながら各種性能試験や設備の調整を行う予定で、来年3月の完成に向けて最終段階に入る。

同センターは地上5階・地下1階建て。延べ床面積は約8900平方メートル。処理方式は流動床式ガス化溶融炉で、1日の処理能力は118トン。設計、施工から15年間の運営まで一体で発注する公設民営の「DBO」という新たな方式を取り入れた。

また、ごみ焼却で発生する熱を利用した蒸気タービン発電機を設置。施設の一部電力を賄うほか、売電も行う。焼却灰は溶融スラグとして有効活用するなど、循環型社会形成に向けた拠点としても期待されている。

火入れ式には上伊那8市町村長や地元区、工事関係者など約100人が出席。白鳥孝連合長(伊那市長)や地元の黒河内哲夫桜井区長らがスイッチを押して始動し、安全な稼働を祈念した。

白鳥連合長はあいさつで、地元区や地権者に改めて感謝するとともに「一昨年秋の着工以来、無事故で本日を迎えることができた」と強調。完成に向け「引き続き安全で確実な工事と試運転をお願いする」と述べた。

同連合によると、本体の工事は既に終了し、一部外構などの工事を残すのみとなっている。今後は試運転を本格化させる。完成は来年3月29日の予定。同30日から稼働し、ごみの受け入れを始める。これに伴い現在の伊那中央清掃センター(伊那市)とクリーンセンターたつの(辰野町)は今年度限りで廃止し、新施設に集約する。

おすすめ情報

PAGE TOP