小口太郎の功績を後世に 岡谷でコンサート

LINEで送る
Pocket

「琵琶湖周航の歌」を混声合唱で披露する諏訪清陵高校合唱部

岡谷市湊出身の物理学者、小口太郎(1897~1924)の生誕120周年と、太郎が作詞した「琵琶湖周航の歌」100周年、諏訪湖畔の顕彰碑建立30周年を記念したコンサートが17日、同市のカノラホールで開かれた。小学生から一般までさまざまな音楽団体が出演し、「琵琶湖周航の歌」と長野県にゆかりのある音楽家の作品を、合唱や演奏で発表。太郎の功績を後世につなごう―と想いを一つにした。

市、岡谷商工会議所、小口太郎顕彰碑等保存会、おかや音楽協会などでつくる実行委員会が、県の元気づくり支援金事業として、10月7日に顕彰碑前で開いた記念の集いと合わせて企画。コンサートの冒頭であいさつに立った実行委員長の林新一郎岡谷商工会議所会頭は、「コンサートを通じて小口太郎を顕彰し、歌に込めた太郎の思いに触れてほしい」と呼び掛けた。

コンサートでは初めに諏訪清陵高校合唱部が、「琵琶湖周航の歌」の前に、原曲とされる吉田千秋作詞作曲の「ひつじぐさ」を披露。滋賀県立高島高校ボート部出身で、現在はやまびこスケートの森に勤務する水口友佳さんが、滋賀県民にとって大事な歌になっていることを、スライドを交えて紹介した。「琵琶湖周航の歌」アラカルトとして、マンドリン合奏、琴とフルートの合奏、弦楽合奏、男声合唱での演奏もあった。

会場には子どもからお年寄りまで大勢の市民が詰めかけ、改めて歌い継がれる名曲「琵琶湖周航の歌」の魅力を再認識した。諏訪市から訪れた女性(66)は、「原曲の『ひつじぐさ』を知りたくて来たが、『琵琶湖周航の歌』とは一味違い、宗教曲のようなイメージで新鮮、勉強になった」と話し、「いろいろな『琵琶湖周航の歌』が聞けて満足した」と笑顔を見せていた。

おすすめ情報

PAGE TOP