立川流建築など見学 「中洲の文化財散歩」

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涌井みち子さん(左)の解説で福島御頭御社宮司社に施された立川流建築彫刻の魅力に触れる参加者

諏訪市教育委員会は18日、市博物館で開催中の指定文化財展(12月2日まで)に合わせ、同市中洲地区の文化財を巡るウオーキングイベント「中洲の文化財散歩」を開いた。約40人が参加し、地区内を4キロほど歩きながら市有形文化財で立川流建築の福島御頭御社宮司社などを見学した。

地元の文化を知り、関心を持ってもらおうと開いた。同社では諏訪立川流建築彫刻の会の会長で立川流の子孫でもある涌井みち子さん(69)=諏訪市湖南=が解説した。福島御頭御社宮司社は二代立川和四郎富昌の建築で1849年に上棟した。神社建築の形式の一つ「一間社流れ造り」で立川流の諏訪地方での代表作とされる。「通玄仙人の持つひょうたんから駒を出す彫刻」、「上り竜」「下り竜」など優れた意匠が施され、正面の「粟穂(あわほ)に鶉(うずら)」は立川造営の社に多く見られる代表的な彫刻題材という。涌井さんは「一本の木で彫る立川流は木目を大切にし、木材を厳しく選ぶ一族だった」と述べた。

参加した三澤忠泰さん(74)=同市中洲=は「解説付きでじっくり見たのは初めて。地元の誇りだと実感した」と喜んでいた。

イベントではこのほか、市天然記念物の中金子第六天のケヤキをはじめ神社や寺、仏像などを見て回った。

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