駒ケ根産米を台中市へ 農事組合法人・北の原

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台湾へ輸出する「中央アルプスのゆきどけ」をトラックに積み込む小原恒敏さん(左)ら

駒ケ根市北の原の農事組合法人・北の原は、市内で生産したコシヒカリ「中央アルプスのゆきどけ」を台湾・台中市へ輸出する。食の安全を求める人や富裕層をターゲットに現地で販売する計画。27日に240キロをトラックに積み込み初出荷し、期待に胸を膨らませた。

同法人が農産物を海外に輸出するのは初めて。国内で米の消費量が落ち込む中、供給先の多角化を進める狙いがある。

輸出する米は、一般的な栽培方法と比べて農薬の使用回数や化学肥料の使用量を50%以上削減した県の「信州の環境にやさしい農産物認証」を取得している。台湾では食の安全に対する意識が高く、一定の評価を得られると期待している。

米は1袋2キロの真空パック詰めにして販売。同法人代表理事の小原恒敏さん(77)によると、横浜市で輸出通関手続きを経て、台湾まで船で運ばれる。その後、台中市内に3店舗ある高級スーパーマーケット「裕毛屋」の店棚に並ぶ予定。

駒ケ根市と台中市は官民の交流を縁に今月、県を含めた3者で観光や教育に関する覚書を締結した。小原さんは駒ケ根観光協会の会長も務めており、両市の交流事業を通じて同スーパーマーケットの謝明達社長と懇意に。1年半ほど前に米の輸出計画が両者の間で持ち上がり、準備を進めてきた。

小原さんは「真空パックなのでおいしい味が長持ちする。台湾で好評になって、定期的に輸出できるようにしたい」と意気込んでいる。

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