井上井月の俳句と水彩画 人気のカレンダー

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完成した井上井月の俳句カレンダー

幕末から明治初期に伊那谷を漂泊した俳人、井上井月(1822~87年)を題材にした来年度版のカレンダーが完成した。井月の俳句と水彩画を組み合わせた人気シリーズの9作目で、駒ケ根市中央の割烹食堂「水車」が作成した。

井月の愛好者でつくる井上井月顕彰会(伊那市)が発行する「井月真筆集」や「新編井月全集」から、真筆が残る作品から季節に合わせた6点を選出。水彩画家で県西駒郷勤務の片桐美登さん(63)=駒ケ根市中割=が井月をイメージして描いた風景画を組み合わせた。

俳句は井月が用いた「柳の家」の雅号が記された作品も紹介。水彩画は雪をかぶったかやぶき屋根の家屋や神社といった駒ケ根市内の風景に、今回は井月が伊那谷を訪れる前に過ごしたとされる長野市中条を加えた。春の田園や棚田など、昔の姿を留める風景を作品に収めた。

「中条では今も昔の風景が残され、生活が営まれている。ここで暮らした井月の息遣いを思い浮かべながら筆を走らせた」と片桐さん。水車代表の宮澤宏治さん(56)も「俳句と絵を合わせ、井月が歩いた雰囲気を味わってほしい」と話している。

A2判、7枚つづり。800部作成。水車と伊那市荒井の小林書店で、1部800円で販売する。問い合わせは水車(電話0265・83・3635)へ。

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