2016年06月01日付

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6月の声を聞いてまず思い浮かぶのは梅雨だろうか。じめじめとうっとうしいイメージがどうしても先立つが、恵みの雨をもたらしてくれる時期。緑はさらに濃く、動物たちは躍動する。豊かな日本の四季を構成する一員だ▼その月らしい気候を頭に描くことは容易なことだった。それが年々、地球温暖化の影響か、季節感というものが失われつつあると強く思う。春と秋が短くなって、猛暑の夏が終わったと一息つくと、秋はあっという間に通り過ぎて目の前に冬が迫っている。冬から夏にかけても同様で、春の爽やかさは貴重ともいえる。今年の5月も暑かった▼6月はジューンブライド。結婚を連想させる月でもある。2013年版厚生労働白書によると、わが国の婚姻件数は減少傾向で、12年は年間約67万組と、最も多かった1972年の約110万組に対し6割程度になっている。晩婚化の進行も目立ち、“人生の季節感”も様変わりしてきたのかもしれない▼未婚の若者にとって、結婚へのハードルの一つとして収入が大きな比重を占めているという。正規雇用に比べ、非正規雇用の人の結婚意欲は低いとのこと。非正規雇用の若年層が増加している社会構造は課題といえるに違いない▼関東甲信地方の梅雨入りは平年6月8日ごろ、昨年6月3日ごろだった。近年は異常気象で局地的な豪雨が多発している。土砂災害の発生には十分に警戒したい。

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