上伊那シードルクラブ 7月に新酒解禁イベント

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上伊那地方の飲食店経営者や農家、醸造家ら20人余りでつくる「ASTTAL(アスタル)シードルクラブ」は、伊那市産のリンゴを活用したシードル(発泡性果実酒)を7月にイベントを開いて解禁し、会員の飲食店や酒販店で提供を開始する。醸造2年目の今季は、当初の「ふじ」のシードルに加え、紅玉やシナノゴールドなど15品種を調合した新製品を開発。5月30日夜は会員が同市坂下の「はしば」に集まり、新酒を試飲しながらシードルを生かした地域の活性化を話し合った。

同クラブは地域の魅力向上や農業活性化、地域内経済の循環を目指し、2014年秋に10人で発足。その後も賛同する人が加わり、活動の幅を広げている。

シードルづくりは、農家から「規格外」となったリンゴを譲り受け、同市美篶の伊那ワイン工房で醸造。昨季に比べて仕込み量は倍増の950キロで、750ミリリットルのフルボトルと、375ミリリットルのハーフボトルで計1080本分を生産した。

この日は、会員20人ほどが参加。昨年12月に仕込み、4月にボトル詰めして寝かせた新酒2種を飲み比べた。

ろ過をしすぎず、甘さに頼らない味わいを目指したシードルで、「酸味感がいい」「すっきりして、いつまでも炭酸が続く感じ」「女性にもおすすめ」と好評。

渡邊竜朗代表は「初年度も味に感動したが、今季はより方向性が明確化でき、2種類で味わいの幅も広がった。伊那谷がシードルバレーとして広まり、認知されるようにしたい」と話した。

会合では、7月に伊那市内のリンゴ農園でお披露目の「シードルヌーヴォーパーティー」を開いて解禁することを確認。シードルに合う料理としてそば粉を用いたガレットや鹿肉のジビエを挙げて、提供店を掲載したマップの作成や狩猟時期にあわせたイベントの開催を決めた。地元だけでなく、南アルプスを訪れる登山客や観光客にもアピールしていく。

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