八ケ岳山麓産ホップでビール 試飲イベント

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クラフトビールの醸造を始めた斎藤由馬さん(右)

上田市出身の斎藤由馬さん(29)がクラフトビールの新ブランド「エイトピークス・ブルーイング」を作り、八ケ岳山麓産のホップと地下水を使ったビールの醸造を茅野市北山で始めた。ビールの味を楽しむライフスタイルの提案や環境づくりにも挑戦したい考え。初仕込みのビールを味わうイベントが8日午後3時から、蓼科湖畔のホテル「ヒュッター」で開かれる。

斎藤さんは長野高専卒。漢方薬製造メーカーに入社し、生薬の加工を学ぶ中でビールの醸造に関心を持った。実家に戻って父親のリンドウ栽培を手伝いながら、農閑期にドイツの醸造所を見学したり、地元の酒蔵で酒造りを3年間学んだりしてきたという。

「ビールを仕事にする」と決めた斎藤さんは、島根県江津市の「石見麦酒」でクラフトビールの醸造技術や販売方法を習得。昨年9月に諏訪地方に移住し、今年1月に会社を設立した。10月に種類製造免許(発泡酒)を取得、11月1日からビーナスライン渋川橋近く(茅野市北山)の醸造所で仕込みを始めた。

八ケ岳西麓を選んだのは、日照時間が長く冷涼で水はけがよい環境がホップ栽培に適しているため。昭和の時代、茅野市から山梨県北杜市にかけて大手ビールメーカーのホップ栽培が盛んに行われた歴史も知り、茅野市に醸造所を構えることを決めた。

初仕込みは、ホップの香りが楽しめる黄金色の「エールビール」と、酸味がありフルーティーな「ウィートエール」で、価格は330ミリリットル入り500円。年間8000リットル以上の生産を目指し、諏訪地方の小売店や飲食店、宿泊施設などで販売する。ホップの栽培は同市湖東の笹原観光まちづくり協議会と連携し、来年から生産したい考えだ。

斎藤さんは「ドイツには『醸造所の煙突が見える範囲で飲むビールが一番うまい』という言葉がある。苦味を抑えて香り高く、すっきりした中にコクと味わいを醸したい。『ビールがおいしい』と感じる環境を諏訪のコンテンツとして発信できるように頑張りたい」と話している。

8日の参加費は2000円(クラフトビール1杯付)で、イベント限定の生ビールも楽しめる。

問い合わせは、エイトピークス(電話0266・78・7970、メールuma@eightpeaks.co.jp)へ。

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