諏訪東理大 河村学長が退任届提出

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公立諏訪東京理科大(茅野市)の河村洋学長(76)が5日までに、来年3月31日で退任する意向を固め、唐澤範行理事長に退任届を提出し、受理された。公立大学として順調にスタートし、必要な体制が整ってきたことから、「このタイミングで後任に任せることが最善と判断した」という。

河村学長は当初、任期満了を迎える3月末での退任を検討していたが、4月に公立化を控えた重要な時期だったことから、職務を続けてきた。同大は年明けにも選考委員会を設置して人選に入り、3月末までに新学長を決定する予定だ。

河村氏は 大阪市出身。東京大工学部を卒業、同大学院博士課程を修了し、1970年から日本原子力研究所で研究員、研究室長を歴任した。専門は熱工学・流体力学で、2008年には 国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」における 最初の科学実験を代表研究者として 実施した。

1988年に東京理科大教授、2008年に諏訪東京理科大教授となり、10年に同大学長に就任。学長として同大の公立化に携わり、ものづくり企業が集積する地域の要請に応え、工学部に一本化した教育研究の礎を築いた。

同大の設立母体で、諏訪6市町村でつくる諏訪広域公立大学事務組合の柳平千代一組合長(茅野市長)は、「公立化があるのでもう1年やってほしいとお願いしてきた。スムーズに公立大学としてスタートできたことに改めて感謝したい。河村先生の実績があったから工学部に特化したカリキュラムが構築できた」と話した。

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