「塩の道」自転車旅実現へ実走 作業部会

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県諏訪地域振興局と民間団体で構成し、太平洋と日本海を結ぶ自転車旅のルート設定を検討している「塩の道サイクルツーリズム作業部会」などは、国道152号(秋葉街道)と重なる「塩の道」の実走調査を飯田市から浜松市までの82キロのコースで実施した。長野、静岡両県の関係者13人が参加し、スポーツタイプの電動アシスト付き自転車も活用しながら、ルート作りの可能性を探った。

実走調査は2、3日の両日、浜名湖サイクルツーリズム推進会議の主催で行った。2日は飯田市南信濃の道の駅「遠山郷」を出発し、兵越峠(標高1165メートル)を超えて静岡県側に入り、秋葉ダム(浜松市)などを経て天竜浜名湖鉄道「天竜二俣駅」(同)まで走行した。スタートから兵越峠最高点までの9・1キロは「自転車に乗り慣れている人でもきつい」(県諏訪地域振興局商工観光課)という傾斜7・9%の上り坂が続いたが、電動アシスト付き自転車の活用で高齢者や女性も乗り越えた。同課によると、森林や中央構造線の断層谷など見どころがあり、沿線の集落などでは住民の生活を感じさせるコースだったという。

参加した曽根原栄同課長は「素晴らしい景観が楽しめた。大型車両の通行量が少ない点は安全性の観点からも良い。電動アシスト付き自転車を使えば、挑戦できる年代の幅も広がる」と語った。自転車を生かした観光振興を目指す諏訪湖八ヶ岳自転車活用推進協議会の小口良平代表も実走に参加。「静岡側は安全面を考慮して塩の道を少し迂回(うかい)するルート作りもしていた。参考にしたい」と振り返った。

3日は、浜名湖周辺の約25キロを走行。サイクリングの拠点となる施設「サイクルステーション」などを見学した他、静岡県とも協議した。

同局は静岡、長野、新潟を結ぶ「塩の道」サイクリングロードのルートを設定し、沿線地域の自転車を生かした観光振興を目指している。

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